国民的アイドルが見せたコロナ禍のビジネス成功術

マーケティングコラム

先日の1都3県に続き、
本日、7府県に緊急事態宣言が出されました。
一喜一憂せず、withコロナの時代に対応しながら進めていきたいものですね。

さて、ファンマーケティングの参考になることも多いエンタメ系。
日頃から喜んで定点観測しています♪ ^^

最近では、2020をもって休止した「嵐」の話は、
情報番組等で耳にした方も多いのではないでしょうか。

ファンクラブ会員が約300万人、
紅白の裏で開催された大晦日の生配信ライブでは、
一晩でチケット収入だけでも250億円超の売上げを出した彼ら。

ビジネス、マーケティング的にも、成功のヒントはたくさんありますが、
今日は2つ、ご紹介しますね。

■コロナ禍も味方にする発想力・実行力

中国・北京でのコンサート、新国立でのアラフェス、
アメリカ・ロサンゼルスでのコンサートと、
活動休止に向けて2年かけ膨大な準備を進めてきた中での、コロナ禍。

目の前で崩れ去っていく中で、
葛藤し、嵐、そして、エンタメは、
今、何をなすべきか、本質を探りながらカタチにしてきた彼ら。

その集大成が大晦日のオンライン生配信LIVEだったわけですが
その演出には目を見張るものがありました。

・客席がないからこその広いステージ
・観客がいたら安全管理上建てられないであろう高い塔の舞台装置
・観客がいたらありえない、客席からは見られない場所にある小部屋の舞台
・最高峰のCG・AR技術
・家にいるネット参加の観客と会場の嵐、また、
ネット参加の観客同士がリアルタイムに交流するための新機構

などなど、まったく新しいエンタメのあり方に果敢にトライし、
その壮大な実験を見事に成功。

決してコロナのせいにしない。むしろチャンスと捉え、
「代替」という消極的な段階に止まらず、
「価値」にまで高めたその発想力と実行力によるものでした。

その根底にあるのは、
ジャニーズ創始者・ジャニーさんが遺した、
「The Show Must Go On(ショーは続けなければならない)」の精神。

これは、ビジネスでもまったく同じですね。
事業の本質を捉えて、新たな価値にまで昇華することで、
チャンスに転じていきたいものです。

■Doからはじまる人財育成術

以前、嵐の松本潤はこう語っています。
「PDCAってあるけど、ジャニーズはいきなりDoからはじまるんですよ。
昨日まで素人だったジャニーズJrが、いきなり先輩の舞台のバックに立たされる。
ペンライトの景色と先輩のパフォーマンスにスゲーなっていう憧れと、
踊れない自分の不甲斐なさ。
エンタメ人生のはじまりはDoから」

これは、現場=市場に早く出す、デザイン思考にも通じるところがあります。

大晦日の生配信LIVEもバックに、
出られる人は全員?というくらい、たくさんのジャニーズJr.が出演していて、
これは最高の「OJT」をやってるな!と思いました。

「コロナ禍でも、こうやってコンサートができる!
こんな機能、あんな演出、、可能性は無限大!」と、
Jr.に、またスタッフたちにも、経験を通して、
アイデアだけでなく、文化を引き継いでいく場であったのだなと。

企業の人財育成にも、参考になります。
育成というと、とかくスキルにクローズアップされがちですが、
時代の流れが早い今だからこと、
表面的なスキルでなく、根幹にある思考や文化をどう次世代につなげていくかが、
より大切になるだろうと思います。

2021も大変な幕開けですが、
力合わせて、なんとかチャンスとしてまいりましょう!!

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