松田聖子とあいみょんと女性美容師の共通点は「型にはまらない」こと

マーケティングコラム

毎週楽しみにしている音楽番組「関ジャム完全燃SHOW」、先日は『松田聖子』の特集でした。

よく知らなかったのですが、彼女は結構たくさん自分で作詞作曲しているんですね。

その曲作りについて本人にインタビューしていた中で、面白いなと思ったことがありました。
それは、やっぱり男性はスペック重視で、女性は感覚重視だなぁということ。

スタジオでプロのアレンジャーたちが、「あの歌い方を発明したのはすごい」とか
「サビにAメロの部分を持って来るなんて新しい」とかアレコレ論じるのですが、
いざ本人に確認してみると「いや、特に考えてない。歌っていたら自然とそうなっただけ」と言うのです。

見ていて思わず笑っちゃいました。

なぜなら、この場面以前もありました。
『あいみょん』の回の時です。
この時も、一流ミュージシャンたちがアレコレうんちく(スペック)を言うのですが、
当のあいみょんは「別にそんなこと考えてない」と言い放ったのです。

私の通っている美容室の美容師さんから聞いた話も似ています。
初めてのお客様が、前の店で男性の美容師に切ってもらっていたか、女性の美容師に切ってもらっていたかは、
髪を触ったらわかる、と言うのです。

それは、男性だとセオリー通りに切っているけれど、女性だと全体はいい感じでも、
セオリーを無視していたり何となく感覚で切っていることが多いからだとか。

面白いですよね。
でも、結局、松田聖子もあいみょんも売れているからいいわけで、
美容師もお客様が気に入っていればセオリー通りでなくてもいいわけです。

似たようなことが、実は会社内でも起きていませんか?
女性たちが考えた(実は)面白いアイディアを、意味が分からんと切り捨てていること。

分かるように説明できない女性たちにも問題はありますが、
スペックが見えず理解できないこと=間違いだとして、多様性の芽を摘み取っていないでしょうか。

実は松田聖子のように、ヒットを生み出すチャンスが隠れているかもしれませんよ!?

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