「私、管理職になります!」と女性が目を輝かせるには?

マーケティングコラム

最近、「女性活躍推進」テーマで企業向けに
話をさせていただく機会がすごく増えました。

先日、経営者や人事向け講演の中で
参加者の方からこんな質問を受けました。

「女性管理職者を増やそうとしていますが、
なかなか女性が受けてくれないんです。
どうしたらいいでしょうか?」

この質問、よく聞かれるんですよね。
対症療法ですが、私がいつも話している
代表的なものを3つお伝えします。

◎説得は最低3度
一度打診して断られたぐらいで
引き下がってはいけません。
3回背中を押すぐらいがちょうどいいです。

現職の女性管理職に、引き受けた理由を聞くと
圧倒的に多いのが「直属の上司の説得」なんです。

◎「評価は自分ではなく他人がするもの」
「いえい私なんて」という人にはぜひこう伝えてください。
会社が評価しているのだから責任はこちらにある、
フォローするから安心してチャレンジしてくれ、と。
(本当にフォローしてくださいよ)

女性は自分を過小評価するクセがあります。
これは世界中で研究されていて
「インポスター症候群」と呼ばれています。

◎「成長するチャンス」
自分にメリットがあることを伝えてください。
視座が上がることで見える世界が変わること、
働きにくさがあるのなら、自分裁量で変えられること。
プライベートでも、地域や社会を見る目が育ち、
子どものロールモデルになるなど教育的価値もあること、などです

ちなみに、管理職になった女性たちに感想を聞いてみると
「なって良かった」と7割以上が答えるそうですから、
ぜひ諦めずに背中を押してください。

ところで最初にも言いましたが、
これらはあくまでも「対症療法」です。

女性が管理職になりたくない理由が、
自分の自信のなさからくる不安だけでなく、
「あんな働き方はムリ」という現状への拒否感だとしたら、
少し話しは変わってきます。

対症療法だけでなく、
根本治療の「働き方改革」とセットでないと
女性活躍は上手くいかないでしょう。
その理由は、こちらのコラムをお読みください。

■女性が活躍できる組織は、「残業を見直す」姿勢のある組織
https://ikuboss.com/column-abe047.html

■「女性活躍推進」は女性のためではなくアナタのため
https://ikuboss.com/column-abe037.html

女性管理職の頭数だけ増やしても意味はありません。
でも、本気で取り組めば
社員みんなの幸福度が上がり
業績も上がることが証明されています♪

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