競争の時代は男性が、共創の時代は女性が活躍する

マーケティングコラム

節分が過ぎた先週の金曜日、
毎年恒例のat新年会を行いました。

様々なプロジェクトでご一緒している
フリーランスやクリエイターや起業家の方々と
年に一度目標を掲げ合う会でもあります。

今年こそはリアルで会いたかったのですが、
昨年に引き続きオンラインでの実施でした。

その会の冒頭挨拶でテラシマが語ったのが
先週のメルマガでお伝えした「共創」について。

ただ、参加者たちの反応は正直
「ポカーーーン」

そりゃそうでしょう。
彼女たちはとっくの昔から「共創」していて
「何を今さら」という感じだったでしょうから。
シェアやコラボは女性の得意分野ですし。

この話で、思い出したことがあります。

10年ほど前ですが、
私は福岡の女性5人である交流会を作っていました。
全員が「女性×マーティング」をテーマに仕事をしているフリーランサーでした。

「女性×マーケティング」という考え方は
まだ世の中に浸透していませんでしたから、
毎月ランチ会を開催して情報交換したり、
お互いの知り合いを紹介し合ったりしていました。

そんな中でよく言われたことがあります。
「あんたたち、ライバル同士じゃないの?」
「知り合い紹介したら取られるんじゃないの?」と。

こう言ってくるのは100%男性でした。
言われた私たちは全員が
非常に違和感を持ったことを覚えています。

なぜなら、私たちは微妙に得意分野が違ったし
お客様の課題によっては、
自分よりも他のメンバーの方がマッチするかもしれない
そんなお客様利益の優先が念頭にありましたから。

これを「だから女は甘い」と言われたことも多々あります。

でも今は、
あの時の私たちは間違っていなかったなと思えます。

新しい市場を作る、もしくは参入するとき、
「面」を強化するためにも「共創」は重要です。
何もかも独りでやるには時間もコストもかかり
しかも次々と起こる変化に対応できない危険があります。

餅は餅屋で、その方がいいパフォーマンスが出せます。
目前で利益が出なくても、貢献度が高ければ
必ず利益は巡ってきます。

さて、ここで皆さまにご提案です。
もし共創プロジェクトを推進することになったら
ぜひ女性を活躍させてください。
なぜなら、彼女たちが得意だからです。

女性は男性ほどメンツを気にしません。
コラボしたときにどちらの名前を上にするかで
悩んだりしません。
相手に頭を下げてお願いすることも簡単です。

想像力が豊かでお客様の立場になりきることも得意ですから、
突拍子もないアイディアが出るかも知れません。

この変化の時代を乗り切るためには
女性のチカラを上手く引き出せる企業が
生き残るのかも知れませんよ。

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