コーチ型リーダーシップは女性だけでなく若い男性にも有効

マーケティングコラム

女性のマネジメントに有効なリーダーシップは
「コーチ型(イルカ型)」です。

https://ikuboss.com/column-abe003.html

これは、若い男性にも有効だと
いつもお伝えしているのですが、
まさにそれを体現している事例と出会いました。

それが、福岡県にある飯塚高校サッカー部

全く無名だったこの学校に2015年
新しい監督が就任してからわずか6年で
いきなりインターハイ優勝、さらには
Jリーグ選手を輩出したというのです。

福岡県の高校サッカーといえば、
全国大会で優勝するような強豪校がひしめき合う
激戦区です。

そんな中、突如すい星のごとく現れて
あれよあれよと強豪校を蹴散らしていったのですから
驚きです。
お笑いタレントのバカリズムがOBなのですが、
全く聞いたことがなかったそうなので、
ホントに最近突然強くなったんですね。

こう聞くと
「あー、カリスマ監督がやってきたんだな」と
思いますよね?
学校の部活でありがちなのが
カリスマ監督が転勤すると
その行った先の学校ががぜん強くなるという。。

それが違うんですよ。
新しい監督は、何と監督経験ゼロ。
自分はインターハイに行ったこともないのだそう。

そんな彼の手法はデータサッカーとマインドセット、
そしてリーダーシップは「コーチ型」なんですね。
生徒全員にGPSを付けさせ、
一人ひとりの運動量や動き方をチェックして分析。
生徒に自分達で練習方法を考えさせ、
もっと上手くいくにはどうしたらいいのか工夫を重ねる、
というもの。
自分で考えた練習メニューですから、
取り組む生徒たちの顔が楽しそうなのが印象的です。

日本の学校スポーツ界では「コーチ」と言いながら
殆どの場合が「ティーチ」になっています。
そのような、監督がヒエラルキーの頂点に立ち
上から指令を出すやり方は、
指示待ち人間になりがちです。
これは今の日本の組織の多くが陥っている
現状ではないでしょうか。

情報の少ない時代は、
年齢を重ねたり経験が多い人ほど、
知見が深くなっていたので、
年功序列的なヒエラルキーが機能しましたが、
これだけ情報が溢れ変化の激しい時代にあっては、
その理論が通らなくなっているのです。

それぞれが持っている情報を共有し、
得意を重ね合わせながらチームを作っていく、
そこに上下はなく全方位に繋がりが広がります。

リーダーは、チームメンバーに寄り添い共感し合い
一緒になって泳ぐコーチ・イルカ型
これからは主流となっていくのかも知れません。

もうひとつ飯塚高校の驚きの特長があります。
それは、、、

専属美容師がいるというのです。
「なんだと!」という声が聞こえてきそうですが・笑
外面を磨くことでモチベーションも上がる
これも女性の感性と似ていますね。

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