鬼滅の刃ブームが起きたわけとは?

マーケティングコラム

さて、今日の話題は「鬼滅の刃」
もちろんご存知ですよね?
えっ?まだ見てない?えーっ!



なーんて言うことを「キメハラ」と言うそうです。
「キメハラ」とは「鬼滅の刃ハラスメント」の略で
そんな言葉が生まれるくらい
社会現象となっていますね。

なぜこんなにもヒットしているのでしょうか?

色んな要因はあるのでしょうが、
コロナ禍の今だからこその状況をチャンスと捉えて
一気にブームに押し上げた感じがします。

元々は漫画がスタートです。
2016年少年ジャンプに連載スタート(コアなファン)

深夜のテレビアニメ(じわじわファンが拡大)

4月 Amazonプライムで1週間無料公開
(コロナ自粛中、アベはここで捕まる)

10月 TVの全国ゴールデンタイムで2週連続一挙放送
(話題だから見ようと言う人続出)

10月 映画「無限列車」公開
(シネコンのほぼ全スクリーンをジャックする勢い)

各社コラボ乱立で目にしない日はない
(中でもJR九州が走らせた「無限SL」は話題)

すごいですねー
コロナで新作映画が不足していたこと、
10月はコロナが少し収まってきて
そろそろ映画館にも行きたいという欲求が高まっていたこと
など、全てが追い風になっています。

コロナは実際計算外だったとは思いますが、
その機会を逃さず一気に畳みかけていく手腕は
スゴイの一言です。

あと、注目すべき点が2つあります。

ひとつはストーリー性。
原作者が女性と言うこともあって、
(あ、福岡出身なんですね、今知りました)
戦いの場面ばかりでなく人間ドラマも細やかで、
そこに多くの女性ファンの心を掴んだようです。

もうひとつは、漫画からアニメになったことで
子どものファンも増えたこと。

紅蓮華(ぐれんげ)
竈門炭次郎(かまどたんじろう)
禰豆子(ねずこ)
鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)

漫画では漢字のオンパレードです。
子どもが読むにはちょっと大変なところがありますが
「たんじろう」「ねずこ」と音になれば関係なく
簡単にストーリーに入り込むことができます。

などなど、他にもいろいろあるんでしょうが
長くなるのでこの辺で。

ファンマーケティングの観点から言えば
これは一過性のブームだと思うので
あまり参考になるところはありませんが、
強いて言えば、チャンスを最大限に活かす
というところでしょうか。
目の前に来たチャンスを手にするだけでなく、
広げて広げて広げて、最大限まで広げる、
そこは目を見張るものがあると思います。

ちなみに個人的には
暴力的なシーンが大の苦手なので
今ひとつストーリーに入り込めませんでした。
まあ、ラグビーでさえ
痛そうで見ていられないくらいですから
あまり参考にはなりませんが。

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