“声”からまちを変える。北九州市での挑戦

マーケティングコラム

先月、北九州市で開催された
「GUCHIだけでは終わらせない!フェス」
というイベントに登壇してきました。
https://note.com/kitaq_womanwill/n/ne46d818851f7
(ステージのラスト!)

実はこのイベントに先立ち、
atではこちらの調査を担当させていただきました。
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/15400189_00002.html

今、北九州市では、
女性のリアルな視点や生の声を政策に反映させ、
「女性にコンフォートなまちづくり」を進めています。
女性にコンフォート=市民みんなにとってコンフォート
につながることを目指しているのです。

今回の調査はWebだけでなく
紙のアンケートを市民に郵送したこともあり、
紙で返送されてきたものも多くありました。

そのアンケート用紙のフリー回答部分に
ビッチリと書き込まれた言葉の数々。
これまで胸の奥に溜め込んできた思いが一気にあふれ出したような
生々しい声ばかりで、正直、胸が熱くなりました。

例えば——

「夫は事前調整なしで残業や出張ができるが、私はすべて調整しないと叶わない。夫やその会社は、私の犠牲の上にフリーライド(タダ乗り)している」(30代)
「波風を立てたくないし、自分が我慢すれば済むことだと思って背負い込んでしまう」(30代)
「母の『当たり前』が多すぎる。ごはんを作って当たり前、家事をして当たり前。そんな親の背中を見ていると、自分もそうなるのかと結婚に希望が持てない」(20代)
「ワンオペ育児で必死に生きているが、社会が助けてくれていると感じたことは一度もない。『私が消えても誰も困らない』と思ってしまうほど、自分を大切に思えない」(40代シングルマザー)

こうした声は、選択式のアンケートだけでは決して見えてきません
グラフは全体像を示してくれますが、
人の本音までは映し出してくれないからです。

オフィスatが大切にしているのは、この「一人ひとりの声」です
今回は、定量調査に加えて大量の自由記述、
さらに1on1のヒアリングも実施しました。
そして、それらの声をもとに
「どう政策につなげるか」
「どうまちのブランドとして発信していくか」
まで提言させていただきました。

印象的だったのは、市の方々の姿勢です。
これだけリアルで時に厳しい声に対して、
目を背けるのではなく、真正面から受け止めようとしている。その覚悟に、強い可能性を感じました。

調査とは単なるデータ収集ではなく、
「人を理解すること」だと改めて感じています。
そして、その理解からしか、本質的な変化は生まれないのでは、とも。

北九州市がこれからどのように変わっていくのか、とても楽しみです。
また進展があれば、ぜひ共有させてください。

 

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