女性活躍推進は「女性」のためではなく、生き残りをかけた経営戦略だった!

マーケティングコラム

ここ1ヵ月の間、4ヶ所も講演に呼んでいただき、
話をさせていただく機会がありました。

最近のテーマは
女性活躍推進×マーケティング

今日はその中から最大のポイントをお伝えしますね。
それは「女性活躍推進」の本当の意味。

女性活躍推進が叫ばれて久しいですが、
どこから手を付けていいのか分からない、とか
なかなか理解が得られない、とか
実際には遅々として進んでいないのが実情です。

ただそれは、本当の意味が腑に落ちていないからでしょう。

女性活躍推進は、
決して女性だけを優遇するという福祉的なことではなく、
もっと経営戦略として必要な理由があります。
その主なものが以下の3つです。

1.新しいマーケットの開拓・イノベーション
2.優秀な人材の確保など経営課題の解決
3.社員の幸福度アップ・健康経営

ひとつめのわかりやすい事例があります。
それはワークマンで売っていた「滑らない靴」

作業服専門店のワークマンで売られていた厨房用の靴が
「滑らない靴」ということで妊婦の間で話題になり
爆発的なヒットになったのです。
これまでワークマンにほとんど縁のなかった女性たちが
機能性とデザイン性と安さに気づくことになり、
ここからワークマンの快進撃が始まりました。
まさに新しいマーケットの開拓です。

また、これまでにもメルマガでご紹介したように
どんどん変化する世の中は、女性性に向かっています。
マーケティング5.0、SDGs、パートナーシップ、
共感、シェア、コラボ、攻撃しない、思いやり、
愛され企業、クチコミ、、、
女性の視点は必須です。

ふたつめの人材戦略について。
柔軟な働き方ができる企業には求職者が殺到しています。
逆にそうでない企業は敬遠され人材不足に陥ります。
男女ともに働きやすいことは当然ですが、
女性活躍がそのバロメーターとして見られているのです。

三つ目の社員の幸福度アップについて。
LGBTの割合は左利きの人と同じくらいだとご存じでしたか?
子育て、介護、障がいなどの制約がある社員は年々増えています。
それらの多様な働き方や価値観を寛容に認め合うことで
心理的安全性が確保され仕事のパフォーマンスも上がります。

マイノリティの最大派閥が女性ですので、
まずは女性に焦点を当てた施策を実行することが
全体への最適化の第一歩になります。

いかがでしょうか。
「女性だけのため」ではなかなか動かない企業も
「企業の成長のため」となれば重い腰も上がるのでは。

もちろん、組織を変化させるのはなかなか難しいものです。
すぐに効果が表れるものでもありません。
けれども、今始めなければ未来はありません。

そこには、トップのコミットメントと
長期的視点で実行する決意が必要です。

何から始めたらいいのか、自社の優先順位は何か、
お悩みの場合はお気軽にご相談くださいね。

atのマーケティングで女性が活躍することで、
・採用が上手くいった
・ESが上がった
・社内の風土が変わった
・商品、企業の認知度が上がった
・ファンが増えた
・新規事業が軌道に乗った
などの実績があります。

「女性活躍推進」といっても、
啓発セミナーや研修などの人事的アプローチではなく
直接現場に働きかけることが特長です。
導入時にしっかりヒアリングとリサーチを行い、
ズレのないプランをご提案しますよ♪

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