課題は上流にある 手段と目的を混同しないために

マーケティングコラム

 

「課題は上流にある」
というタイトルに惹かれて読んだコラムに
大変共感することが書いてありました。

著者は、企業が何かを制作したいと考えた時に、
クリエイターとクライアントをマッチングする
そんなサービスを提供する人でした。

LPを作りたい、パッケージを刷新したい、
そんな依頼の中で
「何度も打合せを重ねるうちに、
本当にそれが必要なのか疑問を感じることが多々ある」
と言うのです。
作ること自体が目的化してしまうと、
根本的な課題の解決に至りにくいと。

解決すべき課題は時として
経営や事業の上流にあることが多く、
成長する企業はそこに気づいた時点で
見直すことをためらわないものだとも。

atもよくそんな場面に出くわしますので
非常に共感する内容でした。

クリエイティブの例ではありませんが、
事前に上流の課題をしっかり解決して成功した
福岡県の新規事業の事例をご紹介します。

事業は現在も継続しているこちら。
https://fukuoka-jyosei-it.jp/

女性たちにITスキルを身に着けてもらい、
IT業界の人材不足解消に繋げることと、
女性たちの収入アップに繋げるという
企業と女性の双方を支援する県の取組みです。
(受託元はパソナ、atは広報を担当)

女性の応募はあっという間に埋まる人気で、
その女性たちはインターンを経て続々と採用され
採用難の企業にとっても非常に好評な事業です。

ここに至るには前年に、事業を成功に導くための
調査をしっかりとしたことがあります。
(atが調査を受託しました)
そして実は、リサーチの結果を踏まえ、
計画していた講座内容をガラリと変えたのです。

調査してみて分かったのですが、
女性たちの興味関心は全く違う方向にあり、
企業側も「そんな付け焼刃では使えない」とけんもほろろ。
調査なしで始めなくてホントよかったです。

調査結果はこちら
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/jendergapofeconomicsinfukuoka.html
※IT企業50社のリサーチでは
ご協力ありがとうございました!

ここまで大がかりな調査でなくて構いませんが、
atでは基本的に「根本課題を発見する」ために
事前のヒアリングや調査を徹底しています。

・新規事業やプロジェクトの開始前
・商品やサービスをリニューアルしたい
・パンフやホームページを制作したい
・組織や風土の変革したい

その他「こんな時は?」など、
ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。
https://office-at.biz/contact/

 

 

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