誰かがファーストペンギンに

マーケティングコラム

ちょっとモヤモヤしています。

モヤモヤは自分の胸にしまってもいいんだけど、
そうやって自分だけのことにしてしまうことが
結局いつまでたっても世の中が変わらないことに
繋がっているのではないかと思い、
意を決してわざわざ口に出してみました。

ことの発端は「夫婦別姓」とビジネスの問題です!?

ある企業から依頼された仕事を受けたのですが、
先方のご都合から法人としてではなく
個人でやり取りさせてほしいとのことでした。

仕事は無事に終わり、取引きのラスト
請求書の段階で問題は起きました。

請求書は個人名でくれとのこと。
この時にややこしいのが、振込先の銀行口座。
実は「アベ」は旧姓でビジネスネームです。
銀行の口座は本名でしか作れませんので
「アベ」ではありません。

名前に()で本名の苗字を書き入れ
請求書を出しました。

ところが先方からダメ出しが。
請求者の名前と口座名が違うので
書き直せというのです。
いやいや、()だけどちゃんと書いてるやん。

フリーランス時代、
一部上場の大企業とも取り引きしてきましたが、
これまで一度もそのことでNGになったことはありません。
それだけに、今回の対応には違和感がありました。

先方都合で個人取引をさせられているのと、
これ以外にもいろいろと問題があり、
ちょっと辟易していました。

もちろん言われた通り修正しましたよ。
でも、何だか気持ちが引っ掛かり
このまま何も言わずに終わりたくなかったんです。

だからつい嫌味を加えてしまいました。
こんなことは初めてだし
こちらも夫婦別姓にできず困ってるのだから
少しは柔軟に対応してくれと。

実はこの他にもいくつか、
女性差別的な発言やふるまいがあったので
(いや、私に対してじゃないんだけど)
あまりに古い体質と石頭ぶりに
一石を投じたくなってしまったのもあります。

それにしても、
これまで女性とビジネスすることがなかったのか
それとも、これまでの女性が黙っていたのか。
その企業が国に近い機関でもあったので
少々暗い気持ちにもなりました。

女性活躍推進とか柔軟な風土とか
縁遠いところはまだまだあるんですね。

まあだからこそ、
誰かが言わねば気づくこともないなと
わざわざ嫌われ役を買って物申してみました。
全くの無意識だったことに対して
少しでも考えるきっかけになればと思っています。
(余計なお世話ですが)

また、今後夫婦別姓問題が報じられた時
「そういえばめんどくさいことがあったな」と
思い出してもらうだけでも嬉しいです。
(いや、気付かんかな)

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