ファンづくりのキモは一度つないだ手を離さないこと

マーケティングコラム

大雨が続きますが皆さまご無事でしょうか。
日本は自然災害で危険な国「世界第2位」だそうです。
コロナと共に付き合っていくしかないようです。

さて自粛していた間、私の個人的なトピックスとしては、
結構な種類の食料品をネットで買ったなぁということ。

特に、困っている飲食店を買い物で支援しようと
心ある人が立ち上げたサイトで買いまくりました。
野菜、果物、お肉からスイーツまで。

これまであまりネットで食品を買わなかった私が、
何だか途中から楽しくなってきて、
支援も忘れてあれやこれや頼んでしまいました。

その中には、こんなことでもなければ絶対に
一生出会うことはなかっただろうな、という
知らない町の小さなお店もありました。

これがホント美味しかった♪
頼んでよかった!また食べたい!

・・・・と、ここで思うのです。

また食べたい♪と思っているのに、
あちらから何か言ってくることはありません。

これはこの店に限らず、
再度のアプローチをしてくる店のなんと少ないこと。

「美味しかったでしょ、またぜひ頼んでください」
と言うのは売り手側の勝手な言い分です。

買い手には次々と新しい情報が覆いかぶさってきて
記憶はどんどん薄れていきます。

今も書きながら、
あのお店なんて名前だったかなぁ・・・
チラシ取ってたけどどこにやったかなぁ・・・
なんて感じです。
薄い記憶を頼りにネットで探しまわって注文、、
するほどの情熱は残念ながらありません。

もし、店側から何らかのアプローチがあれば
「あ、そうだ、また頼んでみようかなぁ」となるのに。
リンク先を貼ってくれていたらすぐにポチるのに。

新規客を捕まえるほど大変なことはありませんし、
既存客のハードルほど低いものはありません。

なのに既存客を大事にするお店は本当に少ないです。
ネットで買ったのですから、
相手の名前も住所もメールアドレスさえ入手したはず。
「味はいかがでしたか?」と聞くだけでもいいのに。

通販専門会社では当たり前にやっていることです。
が、逆にしつこかったり機械的だったりもして、
その塩梅はなかなか難しいですね。

とにかく、せっかくの出会いを無駄にしない、
それが「ファンづくり」のキモです。
1人ずつと真摯に向き合うことです。

B2Cに限らずB2Bでも、採用の現場でも同様で
クライアントには口を酸っぱくしてお伝えしています。

皆さんも新規ばかり追いかけず、
一度自分の足元を見直してみてはいかがでしょうか?

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