バーガーキングの成長戦略~巻き込み力でファンをつくる

マーケティングコラム

最近ちょっと、気になるお店があるんです。
それは、「バーガーキング」。
みなさん、行ったことありますか?
実は九州ではまだ数店舗ほどで、うちの近所に最近できたんですよね♪

って、安心してください!?
気になってる理由は、それだけじゃありませんよ(笑)

その背景にあるマーケティング戦略が面白く、とても参考になるからなんです!

バーガーキング。2019年に新体制になってから日本国内で急成長しています。
店舗数は2019年の77店舗から、2024年には215店舗。2028年までに600店舗を目指すと発表。
売上も好調で、既存店売上は前年比120%という勢いなんです。

人気の理由は、直火焼きの本格派ハンバーガー「ワッパー」の美味しさやボリュームだけではありません。
(あ、まだ食べたことないのでw  味は、らしいですーしか言えませんが)

・他社と差別化された、ちょっと攻めた広告戦略
・ブランドの“遊び心”を感じさせるユニークな企画
・顧客の声や行動を巻き込む、参加型のプロモーション展開

こうした要素が、熱量の高いファンを育てて、ブランドへの愛着と話題性を生み出しています。

◎顧客との距離を縮める「巻き込み型」戦略

例えば、
・秋葉原の「縦読みポスター」

マクドナルドの跡地に出店した秋葉原店では、感謝の言葉を並べたポスターが話題になりました。
でも、よく見ると縦読みで「私たちの勝チ」。
この攻めた仕掛けにSNSはざわつき、ブランドの存在感が一気に拡大しました。

・下北沢店の「声を貼る」演出

オープン前のガラス面に、X(旧Twitter)で寄せられた「楽しみ!」「待ってた!」という消費者の声が大きく掲示されました。
ファンの「声」を空間に取り入れる演出が共感と期待感を生み、話題になりました。

・「バーガーキングを増やそう」キャンペーン
出店戦略に出るバーガーキングの悩みは、「物件探し」でした。
解決すべく行ったのは、出店候補地の空き物件情報を、なんと生活者から募集すること。
成約すれば10万円を進呈するこの企画、応募数は7万8000件以上。
実際に12物件が出店に結びついたというから驚きです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000297.000038980.html

・「潜入大作戦」キャンペーン
オープン前の店舗に、未体験の一般客を「スパイ」として送り込み、商品や接客を体験させるという企画。
わずか1週間で3万2000人超の応募が殺到。
ストーリー仕立ての体験が、SNSでの話題化や熱量のある投稿を生みました。
https://burgerking-spycampaign.spiral-site.com/

◎共創マーケティング。ファンと一緒に育てるブランドへ

どれも単なる販促ではなく
「顧客が参加する余白」がある双方向というのがポイントです。
双方向性が「自分ごと化」を生みます。

今の時代、情報は企業が一方的に発信するだけでは届きません。
顧客と一緒につくっていく
「共創型」や「ファンコミュニティ型」のほうが
人の心に深く届く時代になっています。

自分の声が反映される。
ブランドの一部になれる。
そんな体験が根強いファンを育てていくのだと実感します!

オフィスatでは、こうした巻き込み型・共創型のマーケティング設計や
ファンとの関係性づくりを得意としています!
調査・設計からプロモーション、コミュニティ運営まで、ご相談はお気軽にどうぞ♪

ファンと一緒に育てるブランドへ。
マーケティングの新しいかたちに挑戦してみませんか?

 

 

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