2023年ヒット予想・2022年ヒット実感

マーケティングコラム

2022も残り2か月を切りましたね。

博報堂生活総合研究所が、いち早く
【2023年ヒット予想・2022年ヒット実感】を発表しました
https://seikatsusoken.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/2023hit.pdf

まずは、【2022年 ヒット実感】。
(上記の4ページ目です)

1位「睡眠の質を高める乳酸菌飲料」
2位「有料動画配信サービス」
3位「ショート動画」
4位「黙食」

など、コロナ禍の生活をサポートするサービスや行動が上位に入っています。

例えば、2位の「有料動画配信サービス」。
裏付けされるデータとして
「V-RESAS」で見ると、「コンテンツ配信」はコロナになってから増加しているのがわかりますね。
↓ 例:福岡県の決済データから見る消費動向
https://v-resas.go.jp/prefectures/40#credit-card-payments

(「V-RESAS」全国各地の人流や消費ビッグデータを入手できます)
https://v-resas.go.jp

みなさんの実感と比較していかがでしょうか?

続いて、【2023年 ヒット予想】。
キーワードは【攻めの 安・近・短】です。

コロナ禍の感染再拡大の懸念は消えないものの
インバウンドの解禁、国内の観光支援策などの中
消費者はコロナ禍の収束と新しい生活への期待を高めています。
一方、物価高への不安も。

そのような中、「生活を守りつつ、楽しんで攻める」。
そんな両方の意識を併せ持っていることが調査からみえています。

ヒット予想の上位をみると

■攻めの「安 (安価)」

「フードロス削減」(3位)
「節電グッズ」(5位)
「EV(電気自動車)」(9位)
「300円以上の商品も豊富な100円ショップ」(10位)

単に安いだけでなく
同時に社会問題解決にも目配りができる
低価格だけど高品質な商品への期待
などがうかがえます。

■攻めの「安 (安心)」

「オンライン診療」(4位)
「若年層の投資教育」(11位)
「認知症保険」(28位)
「サービスロボット」(12位)
「空調服」(18位)
「アプリ婚」(28位)

人生100年時代への備えとして、
新しい安心のよりどころを模索する姿勢がうかがえます。

■攻めの「近 (近場、身近)」

「国内旅行」(1位)
「有料動画配信サービス」(2位)
「eスポーツ」(5位)
「メタバース」(15位)
「ジブリパーク」(12位)
「ディズニーシー・ファンタジースプリングス」(18位)
「ウォーキング・アプリ」(17位)

まず近場(国内や自宅・手元)から積極的な行動をとる傾向がうかがえます。

■攻めの「短 (短時間、手軽)」

「ショート動画」(8位)
「TVer」(18位)
「倍速視聴」(28位)
「バラエティ自販機/無人販売所」(23位)
「冷凍食品専門店」(26位)
「カプセル・トイ」(28位)

など時間効率を高めながら手軽に驚きや美味しさを味わえる
攻めの「短」への注目がうかがえます。

【攻めの 安・近・短】。
商品・サービスはもちろんですが
例えば、SNS発信にショート動画を取り入れるなど
傾向に合わせていくことで効果アップにつながります。
御社でもぜひ活かしてみてください♪

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