ミラノ・コルティナ冬季五輪に学ぶ、ダイバーシティの本質

マーケティングコラム

今日は「多様性のメリット」について、
最近とても印象に残った話を共有させてください。

2026年の冬季オリンピックは「ミラノ・コルティナ」と
史上初めて、2つの都市の名前を冠した大会です。
ミラノは言わずと知れたイタリア屈指の大都市。
一方のコルティナは人口約5,500人の小さな田舎町。
リズムも地域性も伝統も、まったく違います。

「あまりの違いに大変なことはなかったのか?」という問に
組織委員会の担当者の答えは、なんと「全くない」。

この潔さ、本当に素晴らしいですよね!

それぞれが自分たちの知識と専門性を提供しているだけだ、と。
ミラノがコルティナに行って仕切ったりしないし、
コルティナがミラノに遠慮することもない。
国際都市としての知見を持つミラノと、
アルプスの冬の街としての伝統と経験を持つコルティナ。
違うからこそ、かみ合って一つの形になった、と言うのです。

日本で同じ質問をしたら、同じ答えが返ってくるでしょうか。
大きい方が無意識にマウントを取り、小さい方が委縮してしまう…
そんな光景が浮かぶ気がします。。。

でも、これこそが多様性、ダイバーシティの本質だと思うのです。
違いを消すことではなく、違いを尊重し、お互いを高め合うこと。

この意識が日本の組織にもっと広がれば、
「女性が管理職になりたがらない」という問題も、
見え方が変わるはずです。

女性が管理職になりたがらない理由は、
能力や意欲の問題ではありません。
今の男性のような働き方・在り方に
「合わせよう」とするから、無理が生じるのです。

管理職の形は一つでなくていい。
働き方も、リーダーシップの発揮の仕方も、
いろんな形があっていい。
そんな組織文化があれば、「なりたくない」は
「自分なりにやってみたい」に変わるはずです。

ダイバーシティは理念ではなく、実務でこそ力を発揮します。
組織の中でその一歩を踏み出したいと感じたら、
ぜひお声がけください。

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