それでも「女性活躍」は他人事ですか?

マーケティングコラム

「女性活躍推進」と聞くと
正直、めんどくさいなぁと思いますか?

女性活躍やダイバーシティを推進するのは
決して「福祉」的な意味合いではなく、
「企業の成長のため」だということを知れば
そんなこと言っていられなくなるのかも。

イノベーションを起こし成果を出す
そんな風土づくりにとても効果的なんですよね。

まさにそれを体現していてわかりやすい事例が
身近にあったのでをご紹介します。

先週のメルマガでご案内した
福岡県の新規事業「福岡キャリア・カフェ」
https://fukuoka-careercafe.net

こちらを受託したのは、福岡女子大ですが
中身は実は4社からなる委員会方式です。

福岡女子大とオフィスatの他に、
・天神キャリア塾の村山由香里氏
(元アヴァンティ編集長、
元福岡県男女共同参画センター館長)
・Work Step 株式会社
(NPOママワーク研究所のグループ)
が参画しています。

福キャリ委員会と名付けたこの組織ですが、
メンバーの8割が女性から成っています。

そんな女性の組織らしいなという特長が
(自分で言うのもなんですが、、、)
いくつかあるので解説しますね。

まずは何ごとも【合議制】
この案件は入札で勝ち取ったものですが、
企画の段階から全員の知恵を持ち寄り
一緒に作り上げました。

入札は女子大の名前で出すのだからと
普通(?)は、女子大が組織のトップとなり、
その下に他の3社がつく構図になりがちです。
が、そこは「上下」を嫌う女性の特性、
4社は並列であり、だから合議制になるのです。

組織が縦型になるとどうしても
トップからの意見をうかがうため
思考が停止になり指示待ちになります。
でも、並列だと何ごとも自分ごととなり、
お互いに対してもリスペクトし合えます。

また、企業間コラボにありがちな
「どっちの名前を先に書くのか」などという
不毛な戦いもここにはありません。

次に【忖度なし】です。
上下がありませんから、顔色も窺いません。
県の担当者が打ち合わせに参加していても
一切お構いなしですw
(もちろん人としての配慮はありますよ!)

でも、だからいいのです。
忖度しないので、きちんと議論できます。
思ったことを素直に口にすることで
お互いの違いに気付いたり、
時には新たなアイディアが生まれます。

これはいわゆる「心理的安全性」の担保。
この「心理的安全性」がある組織では
イノベーションが生まれやすいと言われます。

逆に、隠ぺいや偽装事件は、
忖度組織から生まれています。

最後にもうひとつ【共創】です。
女性は「一緒に」が好きですよね。
抜け駆けは許さない代わりに
落ちこぼれには手を差し伸べます。

別々の組織が一緒になったときに
同じ目標に向かって一緒に目配りしながら
走る姿勢はとても大事なことです。

いかがでしょうか。
女性の視点が入ることで
組織の在り方が大きく変わることが
お判りでしょうか。

そして、時代は確実に女性化に向かっています。
女性が活躍できない組織が
時代に取り残されていくのは必至です。

「女性活躍&ダイバーシティ推進」
もうめんどくさいなどと言っていられませんよね。

 

 

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