ジェンダーギャップ147位/156ヶ国のままではいけませんか?

マーケティングコラム

 

 

 

女性活躍と言われて久しいですが、
日本のジェンダーギャップ指数はまだまだ低迷。
世界156ヶ国の中で日本は120位と
先進国の中では最低です。

※ジェンダーギャップ指数とは、
世界経済フォーラムが毎年発表している
世界各国の男女格差を示す指数のこと

120位というのは4つの分野の平均ですが
それぞれの分野を見てみると

・健康  65位/0.973
・教育  92位/0.983
・経済 117位/0.604
・政治 147位/0.061

数値が1に近いほど平等ということなので
政治分野のあまりの低さに驚きますよね。
日本より下位には、アフリカや中東の
わずか9ヶ国しかいないのですから。

だからといって私たち女性が
普段の生活の中で、アフリカの女性たちほど
差別を受けているかというとそうではありません。

そうではないのですが、
私も話を聞いてびっくりしたことがあります。
知らないうちに不利益を被っていることに
男性はもちろん女性自身も気づいていないことが
たくさんあるんだなと思ったことが。

それはこんな話です。

自動車事故のうち、
シートベルトが原因で重傷を負う確率が
女性は男性の1.5倍あるというのです。

それはなぜかと言うと、
シートベルトの衝突実験をする時に、
女性の存在が全く無視されているから。

実験に使うダミー人形が男性の体格だけなので
女性の胸部の骨格や強度の違いなど
全く考慮されていないのです。

女性のダミー人形で実験を始めたボルボ社が
ライオンズで表彰されたのですが
それが2019年ですからつい最近のことです。

もちろん悪気がないってことは分かります。
ただ、開発現場が男性ばかりだったのか
これまでの慣習で深く考えることがなかったのか。
そう考えると、誰も気付かないうちに
私たち女性が不利益を被っているということが
他にもたくさんあるのではないかなと思うのです。

ボルボはスウェーデンの企業です。
スウェーデンといえば
男女平等の世界トップクラスじゃないですか。

その国でもこんなことが起きているのですから
世界トップクラスでギャップの大きい日本なら
推して知るべしです。

当事者が「なぜ?」と疑問を投げかけなければ
だれも気付かないのであれば、
まずは現場にいることが大事なんだなと思うのです。

ということで、次の選挙はぜひ
女性の候補者を応援したいなと思っています。

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