ニーズとシーズの違いは?リサーチがわかる4キーワード

マーケティングコラム

先日、オンラインインタビューを行いましたが
年間通してリサーチを実施しています。

やはり生の声を聞くのが、マーケティングの基本で
atでは商品でも採用でも、制作のご依頼であっても
まずはリサーチを行うケースが多いんです。

リサーチはお宝探しです。
何回、何百回やっても、ヒントがザクザク掘れますから~♪

今日は、リサーチおすすめ隊!?テラシマから
リサーチがわかりやすくなるキーワード4つ。

【 ニーズ / ウォンツ / デマンド / シーズ 】
を、少しお話しますね。

ニーズ、ウォンツ、デマンドは、消費者視点です。

ニーズは、「必要」や「要求」のこと。
例えば、「家では整った環境で過ごしたい。ゆっくり過ごしたい」というものです。

ニーズは、抽象的な欲求で、無自覚なことも多いので
WEBアンケートのような定量調査では見えてこない場合も多いです。
グループインタビューのような定性調査で掘り下げていきます。

購買行動からは遠いですが
ニーズを満たす商品やサービスがあるとは限らない
=新商品・サービスへのチャンス なので
これまでにないものを出していくには
いかにニーズを掘り下げて掴んでおくかが大事になります。

ウォンツは、「具体的な商品やサービス」のこと。
「家では整った環境で過ごしたい。ゆっくり過ごしたい」のニーズに対し
「ロボット掃除機が欲しい」という具体的な欲求がウォンツです。

既存の商品やサービスが前提で購買行動に近いので
リサーチでもしっかり聞きたいところです。

が、「何が欲しいか?」のウォンツだけ聞くのは要注意です。
競合との差別化の際によく出てくる話ですが
例えば、先ほどのニーズの場合、ウォンツは
「ロボット掃除機が欲しい」だけとは限りません。

「家事代行サービスに頼みたい」「断捨離の講座に通いたい」etc
ニーズを満たすためのウォンツは他にもあるからです。

一部のウォンツの掃除機だけを競合として分析をするのか
ニーズを捉え家事代行サービス等も見ながら分析するのかでは
消費者へ刺さり方は全く変わってくるのです。

そして、デマンドは「購買力を伴った欲求」のこと。
消費者はウォンツで商品を決めるわけではありません。
ロボット掃除機を選ぶ際にはデザインや価格、サイズなどを比較した上で
「〇〇社のロボット掃除機を購入する」と決めています。

一方、シーズは、提供する企業視点です。
ビジネスの種で、企業の持つ技術やノウハウ、設備のことを言います。

自社が持つ技術を活かすシーズ志向で開発した商品の代表は、iPhoneでしょう。
単に新しい商品ではなく、ライフスタイル変革を起こし新しい市場を創出しました。
シーズ志向から結果として消費者のニーズを満たしたのです。
新しい商品を開発や新しいニーズを生み出すのに、シーズは欠かせない要素です。

消費者視点での、ニーズ、ウォンツ、デマンドの流れと、
企業視点の、シーズ。

そこを掘り下げた上で
自社に合った接点=ゴールデンポイントを見つけていきましょう。

ワクワク宝探しのリサーチ、御社もぜひ活用してくださいね!

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