男性も生理の話をしよう 若者から広がるタブー視しない社会へ

マーケティングコラム

「男性も『生理』学ぼう」

11月19日の西日本新聞夕刊の一面大見出しです。
一瞬「おおっ!?」と驚きましたが、
そうかそうか、ここまで来たかという感じです。

新聞にはこうありました。

「性別を問わず生理を学ぶ学校や企業が増えている。
困りごとへの理解や体調不良を我慢して働く同僚のサポート、
災害時の備えなど理由はさまざま。
下着や生理用品メーカーが主催するセミナーには依頼が相次ぐ。
メーカー担当者は「生理の話は、以前はタブー視されていた。
社会の認識が変わってきている」と話す。」

私も最近、マネジメント研修の中に
この話題を取り入れているのですが、
想像以上に男性たちから
「聞けてよかった」という声をいただき、
ちょっと驚いています。

特に「パートナーの辛い顔を見るのが辛いので
何とかしてあげたい」と発言する人が多く、
自然でいい傾向だなぁと感じています。

ところで最近はマスコミでも頻繁に
「生理」というワードが出てくると思いませんか?

実はそれには国の政策が大きく関係しています。

内閣府から昨年発表された、今後10年に亘る
第5次男女共同参画基本計画では、
重点方針の中に「生理の貧困への支援」が挙げられています。

その他にも、
〇男女が互いの身体的性差を十分に理解し、人権を尊重しつつ、
相手に対する思いやりを持って生きていくことは、
男女共同参画社会の形成に当たっての大前提。

〇女性の心身の状態は、
年代によって大きく変化するという特性があり、
「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」の
視点が殊に重要。

なども明記されています。

詳細はこちら↓
https://www.gender.go.jp/about_danjo/basic_plans/5th/index.html

この政策に呼応して、特にNHKの番組では
頻繁に「生理」が取り上げられているのです。

昨年、この計画が発表されたばかりの頃に、
林局長から直接解説を聞く機会があったのですが、
「こんなに『生理生理』と公の場で口するなんて
これまでで初めてよ」と仰ってましたけどね。

一方で女性自身も、自分の身体のことなのに
決してリテラシーが高いとは言えません。
ぼんやりとしか理解していないからこそ、
周囲へ理解を求めたり交渉したりする力も
非常に足りていないと感じます。

女性活躍推進が叫ばれて久しいですが、
本当の意味で女性が活躍できるには
相互にリテラシーを高めることが必要ですね。

そんなあなたへおススメするのがこちらのマンガ
「ツキイチ!生理ちゃん」
https://omocoro.jp/matome/113450/

むちゃ面白いですし勉強になりますよ。

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