2022年上半期ヒットの共通点
少し前ですが、日経トレンディが
「2022年上半期ヒット大賞&下半期ヒット予測」を発表してい
あなたが買ったものも入っていますか?
↓ ↓
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00637/?i_cid=nbpnxr_breadcrumb
これまでの巣ごもり需要で、必要な商品は一通り買ってしまった。
その中で、めんどう!と思われたものを解決に導く商品がヒットを
「スティック掃除機はいいけどゴミがすぐいっぱいになってめんど
→充電時にごみを自動収集するスティック掃除機
「お皿を洗う時、洗剤を逆さにするのめんどう! すぐに洗剤出てこないのよね!」
→ひっくり返さなくても持ち上げて軽く押すだけの食器洗剤
(私も買いました。笑)
「レトルト食品が人気で結構使うんだけど、温めがめんどう!」
→レトルト食品を電気で手軽に温められる装置
まさに、めんどう(課題)にはビジネスヒントが隠れている! ですね。
余談ですが、消費者の「めんどう、不満」を買い取り
企業へ売るビジネスもあります。
不満買取センター
https://fumankaitori.com
御社や他社の商品・サービスの不満、めんどうを集めてみる。
きっと、そこから新しいものが生まれてくるはずです!
こういったトレンド発表を見る時、私はいくつかの視点で見ていま
例えば、、
■自分が知ってる、買ってる商品かどうか?
これは、「あ、コレ私も買った!」というミーハー魂ではなく
(それもありますが、笑)
いろんな分野がある中で、自分のアンテナがどれくらいの範囲なの
チェックのために見ています。
「知らない」ことの確認です。
マーケットが多様化していますから、知らないことがあるのは当然
一番怖いのは、知らないことを自覚せず、分析や企画をしてしまう
「あ、この分野は肌感覚でわからない。
だから、当事者の声をしっかり聞かなくちゃ」
当事者の声を聞くことの大切さを、ヒシヒシと感じます。
■なぜ売れてるのか? 発想のヒントや手法は何か?
まず、売れた要因が何なのか?
前述のレトルト食品を温められる装置でいうと
背景には、
・巣ごもり需要
・レトルト人気
・働く世帯・単身世帯の増
などがあげられます。
次に、発想の手法は何か?
逆さボトルの食器洗剤でいうと
・いちいちひっくり返すのがめんどう
・少なくなるとしばらく液が出なくてイライラする
などの不満を把握しながら
アイデア発想法で有名なオズボーンの9つチェックリストの中の
「逆転(Reverse)」逆さまにしてみたら? から
新しい商品が生まれたわけです。
参照:オズボーンのチェックリスト
https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1405/21/news022.html
背景や、発想の元になっている法則を意識しながら見ていくと
自社の商品開発・改善に応用しやすくなります。
2022年下半期も
この日常解決型商品の人気は継続すると予想されています。
「あ、これはヒット大賞に入るかも!?」と
ぜひお買い物しながらチェックしてみてください。
楽しみながらのマーケタートレーニング、ご一緒しましょう!