ジェンダード・イノベーションで一石二鳥

マーケティングコラム

11/8のNHK「クローズアップ現代」で
ジェンダード・イノベーションが取り上げられました。

※ジェンダー(Gender)とは、
文化的・社会的に構築された性差の概念のこと。
生まれつきの体の性、生物学的性別(Sex)とは
区別される。
ただし「ジェンダード・イノベーション」には
どちらも含まれる。

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“性の違い”がイノベーションに
病やけがのリスクを減らせ!

今、男女の違いを科学的に分析することで社会を変えようとする
“ジェンダード・イノベーション”が
注目を集めています。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4842/

今ならNHKプラスでアーカイブが見られます
配信期限 :11/15(水) 午後7:57 まで

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私たちにとっては「今」ではなく、
ずっと注目しているんですけど、、、、、涙

まあ、世の中が注目してくれるようになったのなら
それはそれで嬉しいことです。

番組の中で紹介されたのは、
これまで見落とされてきたことと危険性

・病気の症状が男女で違う
(医師に発見されにくいリスク)

・スポーツシューズに女性専用がない
(男性のサイズ違いのみ→ケガのリスク)

・車の衝突事故での重傷率は女性が高い
(シートベルトの実験段階で男性ダミーしかない)

そして、女性の視点を取り入れた効果について

・農機具に女性視点を取り入れた
(重い、固いを変更→シニアにも人気)

・歩道の凹凸を減らした
(レンガ敷きやめた→シニアのつまづき減った)

女性に優しい商品や街づくりというのは、
女性だけでなく、シニアや子どもなど
みんなに優しいものになるのです。

さらには、新しい価値を生み出し、
新たな市場を創り出すことにもなります。

番組の中では
医療のことも取り上げられていましたが、
臨床試験の段階で女性は排除されていたのです。
マウスに至ってもオスだけで実験するのだと。
それは、女性は性周期があるので
体の状態が一定でなくデータがブレるからだそう。

このように「効率性」を求めるがために
これまで様々なことを排除してきたと思うのです。
なるべく大量に同じものを揃えて、
一気に事を成す、、、そんな時代が続きましたが、
そこに見落としてきたことが眠っています。

大量生産の時代が終わり、
多様な個別対応が求められる今こそ
その眠った宝を掘り起こす時だと思います。

小さなこと、手がかかること、細かいこと、
これまで脇に置いてきたそのことが
思わぬイノベーションに繋がります。

何か新しいことを、変化をと思っている企業は
一度女性たちの意見を聞いてみませんか?

外部の女性たちの意見もいいのですが、
社内のことを分かっている
自社内の女性たちの声に耳を傾ける、
まずはここから始めませんか?

イノベーションの種を見つけることに加え、
彼女たちのモチベーションのアップにも繋がる
一石二鳥のプログラムです。

ぜひ一度ご相談ください。
https://office-at.biz/contact/

ジェンダード・イノベーションについて書いた
メルマガです↓

◆これまで見落としていた市場を掘り起こすイノベーション(4/11配信)
https://m.bmb.jp/bm/p/bn/list.php?i=officepaz&no=all&m=359

◆イノベイティブビジネスに必要な「新しい市場の創造」(9/20配信)
https://m.bmb.jp/bm/p/bn/list.php?i=officepaz&no=all&m=379

 

 

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