「生理による体調不良」も高校受験の追試対象に
様々な分野で色んな事がものすごい勢いで
変化していることを日々実感していますが、
女性を取り巻く環境もどんどん変わっています。
今日取り上げるのは嬉しいニュース。
新聞を読んでいて目が釘付けになりました。
「文部科学省は16日、月経痛や月経前症候群(PMS)で高校入
※日経新聞より
これまで「インフルエンザ等」で追試が認められていますが、
このPMSを「等」に入れるか入れないかは
各教育委員会によって対応が違っていたのだそう。
・追試OK 15道府県
・追試NO 11府県
・不明確 21都県
今回文科省が「月経随伴症状」を追加すると明言したことで
その対応を統一することが決まったとのこと。
いやー、嬉しいですね。
こんな風に「月経」に関することが
堂々とニュースに取り上げられること自体が
ものすごい変化だなぁとしみじみ思います。
ちなみにこれを国会で提言したのは国民民主党の伊藤孝恵議員。
女性議員を増やす意義は
こんなところにもあるのだと実感します。
女性たちは日々、
自身でコントロールできないホルモンに
心も身体も翻弄されています。
月経随伴症状は個人差もありますが、
「パフォーマンスが落ちる」のが常であり
合計すると年間2~3ヶ月になると聞くと
驚きませんか?!
私は既にそこから解放されたのですが
それで初めて気が付いたことがあります。
「こんなに毎日が快適なのか!」
驚くほどイライラしなくなり、
精神が安定するだけでなく、
様々な心配事からも解放されましたが、
一方で、この快適さを男性たちは
ずーーーっと謳歌していたのかと思うと
正直腹立たしい!
受験や大事な試合など、
人生が左右されるかもしれない場面で
実力が発揮できなかった女性が
これまで多くいたのではないかとも。
ということで、
今回のニュースは大変喜ばしいですし、
もしかすると他にもまだ気付かずに
不公平を被っていることがあるのではと
アンテナ張っていきたいと思います。
ニュースについての解説は
こちらのテレビ番組が分かりやすかったです。
また、ぜひコメント欄も読んでほしいです。
↓
関西テレビNWES
https://www.youtube.com/watch?v=RqQybNBJuEs&t=928s
ところでこれは高校入試の話ですが
経済界でも女性の生理にまつわる話題は
最近とても多くなっています。
例えば、月経随伴症状による1年間の
社会経済的負担は7千億円近くにのぼり、
そのうちの7割以上が「労働損失」だ
という発表など。
2019年経済産業省
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/josei-kenkou.pdf
女性を活躍させたいのであれば、
このストレスをいかに減らすか
組織として考えることは自然ですね。
国も様々に音頭を取っています。
ただその前にまず取り組むべきは
実は女性のリテラシーを上げることです。
女性たちは自身の身体のことについて
驚くほど知識がありません。
(私もそうでしたから反省を込めて)
まずは自身を理解すること。
リテラシーが高い人ほど
仕事のパフォーマンスが高いという
調査結果も出ていますので。
これまでもメルマガで何度か
似たような話題を書いています。
・男性も生理の話をしよう 若者から広がるタブー視しない社会へ
https://m.bmb.jp/bm/p/bn/list.php?i=officepaz&no=all&m=337・女性のウェルビーイングについて理解を深める
https://m.bmb.jp/bm/p/bn/list.php?i=officepaz&no=all&m=323